2008年12月6日土曜日

UEMOA:インフレ続く

Afrik.comの記事より。
UEMOAはUnion Economique et Monétaire Ouest Africaineの頭文字を取ったもので、加盟国に共通の通貨を供給している中央銀行BCEAOと西アフリカ開発銀行BOADを傘下に持つ経済機構です。UEMOAに加入する国はセネガル、マリ、ニジェール、ギニアビサウ、コートジボワール、ブルキナファソ、トーゴ、ベナンの8国です。このUEMOAの発表によると、2008年10月のUEMOA圏のインフレ率は7.5%に達しています。9月からは食料および原油の価格は下がっていますが、それにもかかわらず厳しいインフレが続いています。2008年の10ヶ月で言うと、UEMOA平均インフレ率は6%。加入国のうち最もインフレが激しいのはトーゴ8.7%とベナン7.7%で、平均値を下回っているのはコートジボワール5.9%とセネガル6%ということです。
トーゴおよびベナンという2つの国はこれまで域内でも物価の安い国とされてきましたが、エネルギー関係の物価が上がったことから物価を押し上げてしまった、と考えられます。特にベナンは強いナイジェリア経済の影響下にあります。最近ナイラが高かったこともあって、燃料の公式価格だけでなく、パイヨーなどの値段が上がってしまったことが大きいのかもしれません。

0 件のコメント: