2008年12月17日水曜日

Senegal:電力会社SENELECのボス免職


Walfをはじめ、セネガル各紙が伝えていますが、電力会社SENELECのボス(DG: Directeur General) 、Lat Soukabé FallがSENELECの運営委員会で免職にされました。最近ではかなり減っているものの、どうやら9月くらいからSENELECに対する市民運動があちこちで高まり、停電(一応『計画』停電)やら、燃料高騰にともなう値上げ、それに料金請求を2回してしまうなどのミスが重なったこともあって、いくつかのSENELEC事務所が壊されたり、そのあとダカール近郊のイマム(宗教指導者)が「高すぎると思う電力料金は払う必要はない」と発言するなど市民レベルでの反感が爆発させてしまったようです。
国はSENELECのトップの首をすげ替えることで、この反感をなだめようとしていますが、これはおさまることはないでしょう。毎回毎回、何か問題が起きるたびに首をすげ替えてきたわけですし、その中でも最悪の反感を買った人物Samuel SARRをその後、エネルギー大臣に任命したりしているのですから・・・
国民はこの問題はSENELECのボスの責任ではないことを知っているし、ボスの首が飛んでも何も状況は変わらないことをもう知ってしまっているのです。もう、このダカールの電力危機は4年近く続いているのです。4年もの間、SENELECとエネルギー省は空約束をし、それを破るということを繰り返してきているのです。どんなオオカミ少年でもこれほどあつかましくはないでしょう。
多分、このSENELEC問題は放置すれば政権をゆるがすことにもなりかねないと思います。

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