2008年12月25日木曜日

Africa:難民をどうするか?


現在ではRDC東部で多くの難民が出ていますが、アフリカにはその他にもたくさんの場所で難民が出ています。
難民の側も大変ですが、それを受け入れる方も大変です。受け入れ国、そして受け入れるキャンプを運営する機関、そして難民になったはいいものの、いつまでも人道的支援に頼って生活するわけにもいきません。
ルワンダのジェノサイドの際にダカールまで逃げてきたルワンダ人もいました。その人たちは難民の申請をして、難民というステータスを得るとここでいることは出来たようです。特に支援を受けていたわけではないようで、家族などを頼ってきた人がほとんどのようです。またルワンダなど名前の通った難民だとヨーロッパに移住するのもハードルが低くなるようです。
しかし、もちろんそのようなことを出来るのはほんの一握りの恵まれた難民だけで、多くの難民はそんなお金はありませんし、チャンスもないのです。
現在、ジンバブエから難民が出ている隣国のボツワナでは難民の流入を避けるために電気フェンスを導入することも考えているそうです。
そんな中、タンザニア政府がブルンジ難民に対して、キャンプを閉鎖するに従い、ブルンジに戻るかタンザニア市民になるかの選択をするように提案したそうです。これは、なかなか太っ腹な取り計らいだといえるでしょう。実態としてすでに難民キャンプで産まれた子供達が勤労年齢に達していて、労働に従事しているというのもあるのでしょうが、難民というステータスで働くのとタンザニア市民としてタンザニアでの生活の道が開かれるというのの差は非常に大きいと思います。
このようにアフリカらしいおおらかな難民に対する対応が増えていくといいと思います。

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