2008年12月26日金曜日

Guinee:暫定軍事政権


-UPDATE-
ギニアの状況はまだまだ混沌としていますが、旧政権がクーデター側に屈する形に傾いています。昨日、クーデター側はCNDD (Conseil National de la Democratie et le Developpement) として32名のボードを発表し、ムサ・ダディス・カマラ大尉を暫定大統領とし、2010年12月に民主的な選挙を行い、新政権を発足させるとしています。
しかし、軍事暫定政権につきものの武力による個人財産などの押収などはすでにはじまっており、旧政権の高官が今はそのターゲットになっています。市民レベルではこの軍事政権は支持を得ているようで、旧政権がいかに民衆の支持を得ていなかったか伺えます。
また、ECOWASとCEN-SADはこのクーデターを非難する声明を昨日出しています。他のアフリカ諸国元首の公式な反応はまだ聞こえてきません。唯一リベリアのサーリーフ大統領が安全上の懸念を表明しているようです。また、リビアのカダフィ大佐とベナンのボニ大統領、マリのトゥーレ大統領がこの問題について電話会談を行っているそうです。
この問題がこれからどうなっていくのか、まだ何とも言えない状態だと思いますが、脆弱な平静状態にあるコートジボワールやシエラレオネに悪影響を与えないか心配です。

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