2008年12月4日木曜日

Guinee-Bissau:クーデター首謀者逮捕


BBCの報道より。
先月23日に起きた、ギニアビサウにおけるクーデター未遂事件の首謀者と見られるAlexandre Tchama Yalaがセネガルで逮捕され、勾留されています。セネガル側は「クーデターに関与した者を勾留した」と発表しており、名前は公表していません。チャマ・ヤラ氏は前ギニアビサウ大統領のクンバ・ヤラ氏と親戚関係にあり、軍部と深い関係にあるということです。また、1998年に起きた軍のクーデターとその後1年にわたって続いた内戦にも関与していたと言われています。
またギニアビサウ海軍のトップがガンビアに亡命したという話もあります。
これを見てもわかるように、ギニアビサウの政治的な不安定は、セネガル(カザマンス)とガンビアとやはり深い関連性があるのです。
今回のクーデターが未遂に終わり、首謀者が逮捕されたことはこの地域の安定には良いことなのかもしれません。

<続報>
Afrik.comによると、セネガル内務省がチャマ・ヤラ氏の逮捕拘留を発表しました。また、ガンビアに8月のクーデター未遂から亡命している元海軍トップJose Americo Bubo Na Tchuto氏との関係を追求されているそうです。またAllAfricaによると、このクーデター未遂をうけ、ECOWASの安全委員会 (Security Council) はギニアビサウでの安全対策強化を進言したそうです。

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