2009年2月13日金曜日

MS:Copy Catは止められない


AppleInsiderの記事によると、マイクロソフトがApple Storeのような形態のリテールストア事業進出を計画しているそうです。これはApple Atoreの成功によってAppleの認知度が上がっていることに対抗して、ということです。
また、AppleInsiderはAppleがリテール事業をはじめたとき、経済アナリストがこぞって「Appleは失敗する」と予想したことも取り上げています。チャンネルマーケテイングCorpのコンサルタント、デイビッド・ゴールドスタイン氏は「(Appleにとって)リテールストアを開くことは全くナンセンスだ」と2001年当時述べました。この発言は全く根拠がなかったわけではなく、Appleは97年にランドマーク的エンタテイメントサイバーカフェをオープンする企画を立てましたが、これは日の目を見ずに終わっています。ここでジョブスは当時GAPやJ-CrewのCEOだった、ミッキー・ドレクスラー氏をAppleに迎えます。また、Target(アメリカの安売りチェーン)から、ロン・ジョンソン氏を、GAPからはジョージ・ブランケンシップ氏を次々と引き抜きます。
そして、Appleは今や世界に251店を直営し、1万6千人を雇用し、総売上の25%以上がこれらの直営店からもたらされているのです。
また、忘れてはいけないのは路面店を展開する前にAppleはオンラインの直営ストアをすでに軌道に乗せていました。つまり、これらを通じてカスタマーリレーションのシステムがすでにあったのです。また、小売り価格についてもすでに企業ポリシーを行き渡らせていました。
つまり、Appleはリテールに手を出す前に周到な計画およびステップを踏んでいるのです。
Apple Storeの原型というかお手本みたいなものは、銀座のSONYビルなんかに見ることができますが、あれはリテールストアではなく純粋なショウルームなのです。SONYは後追いで直営店に手を出していますが、噂によると「悲しいくらい人がいない」という結果に終わっています。SONYほどのプロダクトに訴求性があり、製品にファンも多く、ブランドイメージがある企業でもこの結果です。プロダクトの中心があまり普通の人が気にしないソフトウェアで、ブランドイメージも「普通」、Zuneみたいな中途半端な展開しかやってないマイクロソフトがやって成功するわけないと思うのですが、もしかしたら、Appleと同じようなビッグサプライズがあるのかもしれませんね。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

初めてコメントさせて頂きます。

Microsoftは過去にも小売店を開いていたようですよ。
いつ頃から開店していたのか詳細な時期は不明ですが、業績が伸びないので2001年11月に閉鎖したそうです。
(http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20388156,00.htm)

ご参考まで。

toshtak さんのコメント...

匿名様、
コメントありがとうございます。そのようですね・・・なんとIBMもストアを持っていたけどやっぱり業績が伸びず閉鎖したとか。ありていにいって成功したのはAppleだけ、ということみたいです。

匿名 さんのコメント...

Great article and very interesting blog :)

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