2009年2月27日金曜日

Africa:News Round Up 2/27


ガンビアで不法な武器の輸入を行ったとしてオランダ人が逮捕されました。(Afrique en Ligneの記事

トーゴではニャシンベ大統領が所属する政党(RPT)の幹部から不信任を突きつけられているそうです。トーゴの次の大統領選挙は来年2010年。最近ようやく安定が見えてきたところで、トーゴはまたつまづくのでしょうか?個人的にはニジェールにいた時もベナンにいた時もトーゴ人の友達がいたので身近に感じるのですが、トーゴ人は一般に温厚でとても働き者です。政治的な混乱がなければいい国なんだと思うのですが。

ナイジェリアではアブジャの首都圏でラッサ熱が発生しているそうです。アブジャ付近に行かれる方は予防措置をお忘れなく。(AllAfricaの記事

次にガボンですが、オマール・ボンゴ大統領がフランスに持っている銀行口座をフランスの司法当局が差し押さえました。これは政治的混乱ではなくボンゴ大統領の個人的な取り引き上での問題だとしています。(Afrik.comの記事

セネガルでは中国人の輸出入業者が先週殺されたことに抗議してストを行っています。(IC Publicationの記事)ダカールの中心部に近いCentinaireと呼ばれる通りは今「チャイナタウン」と呼ばれているのですが、これを見てもわかるように近年中国人がたくさん入ってきています。また、先日は国家主席の訪問もあり、多額の金を落としていったとも聞きます。そんな時点でこういう事件が起こるのはとても良くないことですね。また、Chineviewの報道によると、世界不況はセネガルの出稼ぎ人を襲い、セネガルに外国から流入している金を減少させると国連関係者が語っていることを伝えています。こういう形でセネガルの経済も世界不況の影響を受けるようです。それにしても、この点で心配なのはカーボヴェルデです。この国は外国在住の国民がカーボ在住の国民よりも多いという移民国なのですが、カーボの経済はこの出稼ぎ者からの送金で成り立っているのです。相当な経済危機を覚悟する必要があるでしょう。

ニジェールではマリと共同でトアレグ問題に関するフォーラムが予定されています。(JeuneAfriqueの記事)最近、マリはトアレグ問題に積極的に取り組み、大きな武装グループが投降するなど、目に見える結果を出していますが、ニジェールは他のアジェンダに忙殺(選挙等)されて足並みが揃っていないようです。

IRIN Newsギニアの監獄の悲惨な状況を伝えています。これはもう一種の伝説です。セク・トゥーレの時代からギニアの監獄とはこの世の地獄だといわれています。ソースはMSF(国境なき医師団)で、国際社会の注意を促しています。

最後にマダガスカルですが、今週に入ってラバロマナナ大統領とラジョエリナ氏の間でもたれた数回の直接対談は何の成果ももたらすことなく終わったようです。木曜に予定されていた会談の続きを大統領はすっぽかし、これをうけてラジョエリナ氏は「話は終わりだ」と交渉の打ち切りを宣言しました。(JeuneAfriqueの記事)またRFIの伝えるところによると、ラジョエリナ氏を解任したあとに据えられたアンタナナリブ市長を引きずり下ろすべく、ラジョエリナ氏の支持者が市役所に押し掛けましたが、警察によって解散させられたそうです。

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