2009年2月14日土曜日

Africa:News Round Up 2/14


今朝はあまりニュースがないのですが、とりあえず一通りラウンドアップします。

まずRDC&ルワンダ情勢ですが、France24のテレビのニュースでRDC政府軍がフツ軍ゲリラに対して空襲を行い、多数の死亡者が出たということです。他のソースが出て来ないので、未確認情報ということになりますが・・・
そしてJeune Afriqueが伝えるところによると、RDCとルワンダの共同作戦によって少なくとも100名の民間人がフツ族ゲリラによって惨殺されたとHuman Right Watchが発表したそうです。この共同作戦にはMONUCも参加していたということですが、民間人の安全は守られなかったようです。

マダガスカルはラバロマナナ大統領とラジョエリナ氏の直接交渉がはじまったという情報以降、ニュースがありません。また、この首都を覆う不穏な空気に便乗した強盗や泥棒が横行しているようで、警察との衝突で4名が死亡したとAfrik.comが伝えています。それにしても不思議なのは、こういう便乗泥棒とか強盗が出ても死者が出ることはあまりないのですが、マダガスカルの警察は異様に暴力的なのか、日頃平和なのでこういう事態に対応するのが下手なのか、とにかく他国では起こらないようなことがここでは起こるようです。

最後に、ようやくコアビタシオンが成立したジンバブエですが、はたしてうまくいくのか注目です。とにかく政治的な緊張が緩和されただけでも前進ということはできるでしょうが、ここまで徹底的に最悪の事態になっていたら、どんなつまらないことでも前進になります。これも国際社会の反応はまだあまり聞こえてきません。コレラの犠牲者は3400名を超えているということです。
RFI (Radio France International) のプレスレビューをご紹介しておきます。まず、これは首相に就任したツヴァンギライ氏にとって非常に大きな挑戦であるというのが南アベースの新聞では基調となっているようです。RDCのPotentiel紙では、このあまりにも違いすぎる2人のコアビタシオンに疑問を投げかけ、観察するべきとしています。フランスのフィガロ紙も同じく、このコアビタシオンがうまくいくのか疑問を投げかけています。ラ・クロワ紙は基本的人権の遵守を呼びかけ、ジンバブエは直ちに人権NGOに門戸を開くべき、としているそうです。

=UPDATE=
RDC=ルワンダの空爆のニュースがAllAfricaに出ました。これによると、これはRDC=ルワンダの共同作戦による空爆で40名以上のゲリラを殺したということです。また、これに先立ってFDLR(フツ族ゲリラ)はMONUCの基地を襲って飛行機を奪おうとしたと言われています。

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