2009年2月10日火曜日

Africa:News Round Up 2/9


今朝の記事を書いてからかなりの数のニュースが入ってきたので軽くラウンドアップします。ちなみにここ数日ダカールは強風が吹き荒れ、異常に寒かったのですが、今日は風もやみ、日なたに出ると暑いくらいの陽気でした。(ふとんを干しました。)

まず、緊張続くマダガスカルの続報からです。AUアフリカ連合がマダガスカルに急使を派遣したとJeune Afriqueが伝えています。この急使は元コートジボワール外相アマラ・エッシー氏ということです。また、今朝辞任した防衛相の後任が閣僚会議で決定され、マミ・ラナイボニアリボ海軍中将(vice-amiral)が防衛相に就任しました。この人物は大統領の軍官房長をつとめていたということです。(Jeune Afriqueより)All Africaによると、民生局アナラマンガテレビに所属するアンド・ラトボニリナ氏(カメラマン25歳)がこのデモを取材中に銃弾を受け、死亡したということです。ここでは割愛しますが記事は非常に生々しいディテールまで伝えています。マダガスカルの最後にBBCの記事が一応のまとめを行っています。この中で注目したいのは今回このデモの舞台となった大統領府前の広場がマダガスカル人から「レッドゾーン」と呼ばれ、大統領の権威の象徴として常日頃から非常に厳重に警備されている場所であった、というくだりです。つまり、ラジョエリナ氏があえてこの場所を集会に選んだということはラバロマナナ大統領に対する明らかな挑発行為だったと言えるのです。

RDC-ルワンダ情勢について、All Africaが中央アフリカから面白いインタビューを掲載しています。インタビューを受けたのはオープンソサエティインスティテュートのMasoka Hubert Tshiswaka氏。これによると、今回のルワンダによるンクンダ拘束にはウラがあるということです。ルワンダ政府はンクンダを捕らえると同時にRDC政府とFDLA(フツ族の武装グループ)と共闘するという合意文書を交わしているというのです。つまりこのためにはンクンダの存在が邪魔になった・・・だからンクンダを拘束したというわけです。よって、ンクンダの拘束はこの地域にて戦闘が終了したということではなく、戦う相手が変わっただけということらしいのです。むしろこの地域にルワンダの正規軍が流入して戦闘はさらに激しくなる可能性があるのです。ということで、この地に平和が訪れるのはまだまだ先・・・ということのようです。

リベリアからは明るいニュースが届いています。この内戦に荒らされた国はゆっくりと昔の「ノーマル・デイズ」を取り戻しつつあるとAll Africaが伝えています。中でも世銀が出資し、中国の建設会社が行っている道路建設が復興のシンボルとなっているそうです。

東アフリカはこれまで周回する海底ケーブルがなく、通信事情がよくなかったのですが、紅海からインド洋を経て東アフリカ海岸に到達する海底光ケーブルがもうすぐ接続されるそうです。(All Africaの記事

最後に、ほとんどネタとしか思えないのですが、セネガルの新聞のトップ記事はワッド大統領が「私はフリーメーソンだった」というものです・・・(Le Figaroの記事

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