2009年2月8日日曜日

Madagascar:首都で30名近い死者


2/7首都アンタタナリブで先日追いやられた前市長の支持者達がデモ、集会を大統領府前でしたところ、大統領の警護隊と衝突、30名近い死者のでる惨事となっています。前市長ラジョエリナ氏は警察に対し、大統領警護隊から市民を守るよう要請するなど、わけのわからない展開になってきています。この市民に発砲した大統領の警護隊は外国の傭兵であるという報道もあります。
この事件を受け、ラバロマナナ大統領は国営テレビで国民に対し「落ち着いて」「秩序に従う」よう促しました。(この報道の中ではデモ側の死者は警察によって倒されたことになっています。)
ということで、この「食い違い」に関してラジョエリナ氏の支持者がかみつき、ラジョエリナ氏が所有するテレビ局Vivaはラバロマナナ大統領はアンタタナリブの北西600kmに位置する港湾都市マハジャンガに逃げ出したと報道したそうです。
この今日のラジョエリナ氏の「集会」は、暫定政府を発足させ、ロインデフォ氏を首相に任命するというものだったようです。
とにかく、大統領側もラジョエリナ氏側もお互いに距離をおいたまま、勝手な主張合戦を繰り広げているようにしか見えないのですが、その間に市民が巻き込まれて犠牲になっているのが大変遺憾に思います。
JeuneAfriqueのマダガスカルページ

=UPDATE=
France 24の生々しい映像が入ってきました。
これを見ると武装した連中が丸腰の市民に対して実弾を使ったようです。こんなことは独裁国家であってもあってはいけないことです。ある意味ギニアのクーデターなんか問題にならないくらいにひどい。国際社会は早急に対応を行うべきです。現にアメリカはすでに遺憾を表明しているようですが・・・

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