2009年2月16日月曜日

Africa:News Round Up 2/16


ダカールでは先週数日暖かい日があったのですがまた週末から風が強くなって寒くなってしまいました。こんなに寒いのははじめてです。

まず、マダガスカルですが、あまりネット上のメディアやテレビには情報が出て来なくなりました。RFIに情報があり重要なので取り上げます。記事によると本日2/16月曜にラジョエリナ氏は任命した「大臣」にそれぞれの省に出向いて仕事にかかるように言い渡したということです。またラジョエリナ氏は彼の支持者にこれらの大臣につきそって各省庁に行くように要請していますので、現政府との衝突は避けられないと考えられます。各省庁付近では混乱が予想されますので付近では警戒が必要です。それにしても、AUの仲介、国連の仲介、フランスの仲介は全く無駄だったようですね。フランス協力国務長官ジョヤンデ氏はさっさとコナクリに飛んでしまいましたし。

ジンバブエは新政府の農業副大臣に任命されたロイ・ベネット氏をめぐって早速揉めまくっています。彼は写真を見ても明白なように白人なわけですが、就任して数日で副大臣の椅子から引きずり下ろされ、裏切り者とののしられたあげく、今度はテロリストに認定されてしまう始末。(RFIの記事)政治的な混乱はまだまだ続きそうです。

次にまたルワンダ周辺がキナ臭くなってきました。AllAfricaがたくさんルワンダ周辺の記事を載せています。まず、RDCからもとFDLRゲリラが多数ルワンダに送り返されています。しかし数字のうちわけを見ると子供の数が半数を占めており、どういうことなのか謎です。(記事)また、FDLRの幹部の1人、ハビマナ大佐も捕らえられました。(記事)また、ルワンダ国際犯罪法廷(ICTR)の代理記録係 (DEputy Registrar) のローランド・アムスンガ・オドネル氏が辞任しました。理由は「純粋に個人的な理由」ということです。(記事

ナイジェリアはなんだかまたJosがゴタゴタしているとかニジェールデルタ問題とか小粒なゴタゴタが満載なのですが、連邦政府が農村部でのインターネット接続スキームを発表しました。(AllAfricaの記事)ただ、記事を読むとこれには技術的バックグラウンドがほとんどありません。言ってみれば「絵に描いた餅」ですね。ナイジェリアは先日スイスで国連の人権会議が開かれた際、同性愛者に対する人権が認められているかという問いに「ナイジェリアには同性愛者はいません。呼びかけたのですが誰も呼びかけに答えませんでした。」と発言し物議をかもしています。ナイジェリアの特に北部などではイスラム法シャリアを採用する州があったりする人権無法地帯などです。姦通罪で死刑とかまるで中世の魔女狩りがまかり通る世界で、当然同性愛者など見つかれば殺されてしまいます。そういうところで、呼びかけても出て来なかったから「いない」というのは、あきれてものも言えません。

ベナンをフランスの外務人権国務長官のラマ・ヤッド女史が訪問しています。(Afrique en Ligneの記事)フランスの外交筋がアフリカの空を飛び交っていますが、これは何かあるのでしょうか。中国の国家主席のアフリカ歴訪と何か関連があるのかもしれません。

最後にニジェールのケータイ事情についての昨日の記事ですが、知り合いから「ニジェールでは今Orangeが一番人気です」との情報をいただき、確認しました。現在ニジェールのケータイキャリアはOrangeZain、Moov、Sahelcomの4社です。Orange(France Telecom)は一番後発ですが、数々のプロモーションや外国での展開を強みにして人気を博しているようです。

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