2009年2月15日日曜日

Rwanda:ジェノサイドのエキスパートの死


2/12に起きたアメリカのニューアーク発バッファロー行きボンバルディア機の墜落事故は記憶に新しいところです。乗員乗客48名全員が亡くなったこの事故の犠牲者の中に、HRW (Human Right Watch) のアリソン・デフォルジュ博士が含まれていました。All Africaの記事によると、デフォルジュ博士は1942年ニューヨーク生まれ、学生時代にルワンダの土を踏み、ルワンダを理解しそこで行われている悲劇を世界に知らしめ、ルワンダの人々を救うことに一生を捧げました。博士はその著書、"Leave None to Tell the Story"でよく知られており、MacArthur Awardを受賞しています。また、ベルギーやスイスなどで開かれたルワンダ国際犯罪法廷に専門家として出廷しています。博士の精力的なジェノサイドの責任追求はルワンダ政府に不評で、HRWが2008年にルワンダの法改造に関する詳細な分析を発表したあとに政府は博士のルワンダへの立ち入りを禁止しました。一番最近の仕事はコンゴ民東部での状況分析だったそうです。
アリソン・デフォルジュ博士の冥福を心から祈ります。
参考:BBCの記事

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