2009年3月4日水曜日

Guinee-Bissau:フォーサイス氏が語る


BBCが伝えているのですが、「ジャッカルの日」で有名な英国人小説家フレデリック・フォーサイス氏がちょうどビエイラ大統領暗殺時にビサウに居合わせたそうで、その現場を生々しく語っています。
フォーサイス氏がビサウ入りしたのは、日曜の夜リスボンからで、丁度陸軍司令官が爆破によって命を落とした直後だったそうです。ホテルの部屋で寝ている時に爆発音を聞き、それは大統領邸の屋根が崩れ落ちる音だったそうです。軍人達は大統領邸の窓から爆弾を家の中に投げ入れ、それは大統領を傷つけましたが殺しはしませんでした。また崩れ落ちた屋根も大統領を殺しはしませんでした。「彼らは大統領を姑の家に引っ張っていき、そこで鉈で斬り殺した」とフォーサイス氏はBBCに語りました。フォーサイス氏は大統領の検死を行った法医学者と月曜の夜、夕食を共にしたそうです。
フォーサイス氏といえば、1973年の赤道ギニアのクーデターへの関与がありますから、今回も?と考えてしまいますがフォーサイス氏は今回の事件への関与は全くない、今回の事件は政治的な動機を持つクーデターというよりは、反目する2人の権力者の殺しあいだと語っています。またフォーサイス氏で他に有名なのがビアフラ戦争についてのルポルタージュです。今回もこの機会をのがさず、しっかりとギニアビサウをルポしてくれるかもしれません。
フォーサイス氏がビサウに行ったのは「新しい本のための調査」ということなのですが・・・

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