2009年3月2日月曜日

Guinee-Bissau:VIEIRA大統領殺害される


=速報=
BBCが伝えるところによると3/1の午後、General Batista Tagme Na Wai 陸軍司令官がビルの爆破によって死亡したそうです。また3/2本日の朝もまだ銃撃が続いており、ヴェイラ大統領ももしかしたら殺害された可能性があるそうです。

=UPDATE=
RFIによると、ヴェイラ大統領も殺害されたということです。

ギニアビサウ軍の広報官Zamura Induta氏は日曜に陸軍司令官の命を奪った爆破のあと、月曜の朝に大統領が殺害されたことを伝えました。これを受けてECOWAS (CEDEAO)のモハメド・イブン・チャンバス氏は「これは民主主義の暗殺である」と述べています。
Induta氏の発表によると、死亡した陸軍司令官に近い軍人のグループがヴェイラ大統領の自宅を襲い、逃げようとしたところを殺害された、ということです。

=UPDATE 2=
JeuneAfriqueによるとギニアビサウ首相カルロス・ゴメスJrが危機管理委員会(Cellule de crise)を招集し、この混乱状態に対処するようです。ビサウの状況はまだところどころでカラシニコフの銃声やロケット発射音などが聞こえる混沌とした状態のようです。

TV5のサイトにもレポートが出ています。

=UPDATE 3=
Afrique en Ligneが伝えるところではビサウの街は一応平静を取り戻したようです。
右のペインにあるGuinee-Bissauをクリックしていただくと、本ブログで取り上げたギニアビサウ関連の記事が読めますが、11月末にすでにクーデター未遂が起こっています。RFIなどによると、この事件の後、大統領は軍への不信感を強め、私設警察を作って身辺の警護をさせていた、また軍の首脳部との折り合いが非常に悪くなっていたとも言われています。政府のトップが軍の掌握に失敗してクーデターになる例はコートジボワールがまさにそれにあたります。実はマダガスカルもチラチラと軍部による権力掌握の影が見え始めているので心配です。

また新しい情報が入り次第アップデートします。

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