2009年3月24日火曜日

Africa:News Round Up 3/24


ダカールは昨夜からまた寒さが襲っています。もう3月末だというのに。

さて、そのダカールですが昨日の記事に1つ訂正があります。カリム・ワッドが立候補していたのはプラトーではなくPoint-Eでした。あと市長(Maire)と言っていますがこれはダカール氏全部を示すのではなくどちらかというと「区長」というニュアンスに近いです。ダカール市長は区長の間で決められるという話です。さて、渦中のカリムはすでにセネガルを脱出、パリにいるそうです。選挙結果の方は野党連合Benno Siggil Sénégalがリードしているということです。まあ、セネガルの場合、与党野党と言ってもそれほど主張や方針に違いがあるわけではないので、政治的色合いがガラっと変わることはいずれにしてもあり得ません。(Afrik.comの記事

次にマダガスカルですが、ラジョエリナ新大統領が就任して一般レベルでの落ち着きは一応取り戻したようですが、これは多分一時的なものという気がします。ラジョエリナ政権は外交筋からはそっぽを向かれたままで、特にその態度に変化はありません。旧政権の行政部分が破壊されているために、この部分でカオス状態になるのは明白です。そしてこのカオスが民衆レベルにフィードバックされた時、また民衆レベルでのムーブメントを呼び起こすことも間違いないのです。(All Africaの記事)すでに、旧ラバロマナナ政権の支持者がデモを開始しています。(RFIの記事Jeune Afriqueによると、マダガスカルの援助依存は大きく、国家予算の70%を国際的援助に頼っているそうです。

RDC-ルワンダ問題も全然片付いていないようです。ルワンダとコンゴ民は共同軍事作戦を展開してキブ州に潜むフツ族ゲリラFDLRの一掃を行いました。それからまだ1ヶ月もたたないうちに、またまたこの地域でFDLRが跋扈して3万人もの難民が発生しているとHCRは発表しました。もともと、この根の深いツチ=フツの民族抗争がたかが1〜2週間の軍事作戦で一掃できるはずがないのです。この問題をどうにかしない限り、RDC東部、ルワンダおよびブルンジの安定は望むことは難しいと思います。(RFIの記事

最後にブルキナファソは2010年に大統領選挙が予定されていますが、新生サンカラ党のBénéwende S. Sankara氏が立候補を表明しました。ちなみに、同じ苗字ながらトーマ・サンカラと家族関係はないそうです。(Afrik.comの記事

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