2008年7月20日日曜日
VNC
VNCとはVirtual Network Computingの略でありていに言って他のコンピュータの画面を自分のPC上で表示させ、さらにその画面でリモートコントロールすることです。
今朝のTouchの中で言ってるVNCというのはつまりTouchにMacの画面を表示させて、TouchでMacをリモートコントロールする、そういうアプリケーションです。これが思いのほかすんなりとできてしまったので、味を占めた私は、「じゃあ、Leopardにも標準装備されているのだからやってみよう」と思い立ちました。
Leopard以前、Tigerまではこのリモートデスクトップを実現するためにはApple Remote Desktopという別のアプリケーションをインストールする必要がありました。しかしLeopardにはこのVNCが標準装備され、独立したアプリケーションとしてではなくFinderから直接その操作を行うことができます。そして、VNCという名称ではなく「画面共有(Screen Sharing)」と名付けられています。
このように、LeopardにおけるFinderはいろんなアプリケーションを本当にシームレスに同じインターフェイスに統合していて、その完成度はすごいと思います。Ubuntuを使っていて一番気になるのはそういうところがまだ荒削りというか、たくさんのステップを経なければたどり着けない、という点だと思います。
それでも、Windowsとは違い、そういうところをやたら「アシスタント」で粉飾してないところは良心的だと思いますが、MacのUIを使い慣れていると、MacOSがバックグラウンドでやっていることを忘れてしまうのですが、Ubuntuではまだそれを意識させるのです。
ということで、この「画面共有」の裏ではしっかりVNCが動いているわけです。
使い方は本当に楽で、コントロールされる側の共有設定で「画面共有」をオンにするだけ。あと、個人ネットワークでない場合は画面共有をするユーザをそのコンピュータのアドミンユーザに設定します。
あとはコントロールするコンピュータにもどり、Finderを開くとすでに左のペインにそのコンピュータの名前が出ているはず。
それをクリックするとFinderのメニューバーの下、右側に「画面共有」と「接続」というボタンが出ます。で、今回は画面共有をクリックして、プロンプトにコントロールされるコンピュータのアドミンユーザネームとパスワードを入れると、ウインドウが開いてそこにコントロールされる側のデスクトップが表示されます。あとは自分のコンピュータのようにそのウインドウの中で操作できるのです。
ただし、キーボードがコントロールされる側の設定に変わります。(私のケースでは、仏語キーボードになっているので、USキーボード上でAZERTY配列に変わってしまいます)
ちなみに、「接続」をクリックすると、AppleTalkが起動してファイル共有が立ち上がるようになっています。
面白いので、今度はUbuntuのVNCを動かして(UbuntuにもHardy HeronからはVNCが標準で入っています。)Macからアクセスしてみたら、簡単にできました。(アラートが出ますが、無視していいです。)
これは、使えます。リモートでソフトウエアをアップデートしたり、簡単にできるようになりそうです。
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