2008年7月1日火曜日

カフェトゥーバ


セネガルの午後と言えばアタィヤ(たくさんの砂糖を加えながら中国茶をぐつぐつ濃く煮出したものを小さいガラスのデミタスに半分くらい注ぎ、泡をトッピングしたもの)と昔は決まっていたものです。しかし、最近ダカールでは忙しい人が増えたのか、昔はなかったネスカフェの移動販売やこのカフェトゥーバの行商をよく見ますし、売れているようです。
カフェトゥーバははっきり言って謎な飲み物なのですが、昔聞いたところではXylopia Aethiopicaという木の実で作るんだそうです。でも、この木はそんなにセネガルに生えているわけでもなく、ましてやトゥーバみたいな砂漠っぽいところには生えません。むしろ、セネガル南部の降水量の多い地域に生えている木です。
なので、多分等級の低い安いコーヒーに香辛料を足して作っているのだと思います。いくつかの香辛料が使われていますが全体には丁字と胡椒のようなスパイシーな香りで、やはりかなりの量の砂糖を加えてあり(でもアタィヤのようにベトベトはしません)暑いときに飲むと疲れがとれます。味は安いロビュスタ種のコーヒーそのものだと思います。
そういえば昔コートジボワールのコーヒー生産地帯に行った時、おみやげにコーヒーを買ったことがあるのですが、このまずいことといったら・・・はっきり言ってネスカフェの方がおいしいです。
そういうまずいコーヒーをおいしく飲むために考え出されたんじゃないか??と疑っています。
今、試験的にCYVOGUEでもカフェトゥーバを販売しています。一杯50FCFA(約12円)ですので、お立ち寄りの際はぜひ試してみてください。

追記:今探してみたらブレンドで売ってるみたいですね。ココとか。

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