2008年7月19日土曜日

葉っぱのソース


先月末にコートジボワール料理の話をしましたが、また友達に作ってもらいました。
今日作ってもらったのは葉っぱのソースSauce feuilleです。これは使う葉っぱによってバオバブの若葉、ホウレン草、キャッサバの葉等いろいろなものがあるのですが、今日はダカールで手に入りやすく淡白な味わいのサツマイモの葉でした。
それに牛肉とナマズの薫製(コン)を使って作ってもらいました。
とてもおいしかったです。
オクラも少し入れていました。

これを今日作ってもらったのにはわけがあって、ベナン料理にソースベクイというのがあって、これがいわゆるベナン風の葉っぱソースなのですが、これが食いたくて仕方なくなったので似せて作ってもらったのです。
でも、ベクイは多分最初に葉っぱを油で炒めている感じがします。そういう香ばしさがある。ゴマ油を加えるともしかしたら近い感じになるかもしれません。私が食べた中ではカジェウンの交差点の近くのレストランで食べたアグチ(野ネズミ)の薫製のベクイと、Hotel du Lacのレストランの魚介類ベクイがうまかったです。こっちはものすごく大きな薫製魚の切り身にエビ、カニが入っていました。
ベナン人に言わせるとベクイは白飯にかけて食べるものではないそうですが、私は白飯と食べるのが一番うまいと思います。

話を戻すと、この葉っぱソースは西アフリカではよくある料理のようです。バンバラやマンデングでは「サカサカ」というのがこのソースになります。これは古マリ帝国の英雄スンジャタケイタの物語にも出てきます。また、ギニア方面ではパームオイルで赤くした「ボロヘ」というソースがありますし、トアレグの人やニジェール人がモロヘイヤで作るファク(ファコホイ)も似ています。
料理を作ってくれる友達はコートジボワールの西、シエラレオネとの国境地帯に近いマン地方の出身で、この葉っぱソースはあちらでもよく食べるそうです。

今度は仕上げにゴマ油を入れて作ってもらおうと思います。

0 件のコメント: