2009年1月10日土曜日

Senegal:パン屋がスト


タマハリットの記事の最後に書いたのですが、昨日より基本食料品などの値下げが行われています。パンは一昨年は1本125FCFAだったのが小麦価格の高騰などを理由に175FCFAに値上げされていました。これが今回の措置で1本150FCFAに値下げになったわけです。
しかし、今朝パン屋にはパンはありませんでした。
この値下げに反対するパン職人達がストを決行しているためです。
幸い、昨日食べ残していたパンが冷蔵庫にあったので、朝食には困りませんでしたが・・・
とにかく値上げされても値下げされても最終的に困るのは民衆なのですね。
セネガルは基本的にフランス的社会主義の流れを引き継いでいるので、とにかくなんでもすぐにストしてしまうのがガンです。
特に大学生のストなんてバカげています。それも毎年毎年やっているのです。
セネガルの大学生は多くが国費奨学生なので、学費を払うどころか、払ってもらっている方。
そんなおいしい立場でストをするなど甘えるにも程があります。ワッド政権になってから心なしか大学生のストは少々減っているように思いますが、それでも小規模なストや施設の破壊は毎年のようにやっています。
まあ、パン屋のストはパン屋だって売れなければ利益が上がらないのでそれほど長期化することはないと思いますが、これがセネガル式の「民主主義」だとしたら、本当に大したことのない、大多数の民衆の迷惑の上に成り立っている幼稚な民主主義だと言えます。

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