2009年1月30日金曜日

Africa:News Round Up 1/30


まずはマダガスカルですが、まだ落ち着いているというのからはほど遠い状態のようです。またこの問題の根は深くて実際政権そのものがどうにかならないと決着がつかないレベルなのではないかと思います。これを見てもわかるように、民主化の道というのは単に政権交代が行われただけではダメでそれは単なる「入り口」に過ぎないわけです。理想にあふれた若い国家元首はその理想と個人的野望をはき違え、独裁者になっていく。これはかなり長引くかもしれません。

次にニジェールですが、国連の特使は12月から行方不明のままです。今度はヨーロッパの観光客が誘拐されました。スイス人2名、ドイツ人1名、英国人1名の4名で、マリ北部で行われていたフェスティバルに行った帰りに誘拐されたということです。ということで、マリ北部およびニジェールは特に外国人を狙った誘拐事件がこれからも起きる可能性があり、危険なようです。(Afrik.comの記事

コンゴ民東部北キブ州での内戦ですが意外な展開を見せています。この内戦を指揮していたローラン・ンクンダがルワンダの自宅で逮捕されルワンダ当局によって勾留されています。RDC政府はンクンダの引き渡しをルワンダ政府に要求しているようです。そしてCNDPは事実上解体し、ゲリラはコンゴ民軍、ルワンダ軍に合流したということなのですが、なんだか訳の分からない展開だと言えます。この地域ではまだウガンダ国境においてLRAという一種の新興宗教的バックグラウンドを持ったゲリラも動いていますので、ちょっとしたきっかけですぐ火がついて燃え上がるような状態ではないかと推察します。(Afrik.comの記事)

AllAfricaによると、西アフリカ全域において黄熱病のケースが認められるということです。カメルーン、中央アフリカ、ギニアとシエラレオネですでに症例が確認されているということです。ソースはIRIN NEWS。

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