2008年11月24日月曜日

Senegal:セネガンビア巨石文明遺跡群


セネガルは小さい国ですが、なぜかたくさん世界遺産があります。ガンビアを合わせるとその総計は以下の通り。
・ゴレ島
・ニオコロコバ国立公園
・サンルイ島
・ジュージ鳥国立公園
・ジェームス島(ガンビア)
・セネガンビア巨石文明遺跡群
最初の4つは結構どこでも情報が手に入ると思うのですが最後の2つはよく知られていないと思います。ジェームス島は一言で言ってすごく小さなゴレ島みたいなものでガンビア川の中州です。ルーツの主人公クンタキンテはガンビア出身という設定で、彼はここから新大陸に渡ったと言われています。
最後の巨石文明遺跡なんですが、詳しくはこのWikipediaのページを参照してください。
今年の9月にパリに行った時にQuai de Branly博物館をはじめて訪れ、そこでセネガルから持ち帰られた巨大なY字型のラテライトが展示されているのを見ました。これを見た時、昔の記憶がよみがえったのです。私は協力隊の隊員時代をセネガル東部のタンバクンダという街で過ごしています。そして、ダカールとの往復の際に、カオラック=タンバクンダ間のある村で何度も小型のストーンサークルを見ていました。
最初はなんかの小屋の残骸かな?と思ったのですが、あの硬いラテライトを削って小屋の柱にするなんてまずないし、小屋にしてはちょっ変なのです。ということで、Google Earthを使って探してみると、ありました。カオラックからタンバクンダに向かう丁度真ん中あたりにクンゲルという村があります、タンバクンダ方向に走っていくと次にクーパントゥームという大きな村があるのですが、そのちょっと手前にサレサジョという村があり、ここにそのストーンサークルはあるようです。

それにしても、どのような人たちがこのようなものを作り、どのとうな用途に使っていたのでしょうか?
Wikipediaによると、セネガルにはこのサレサジョのストーンサークルだけでなく、非常に多数があるということです。紀元2世紀から16世紀にかけていろんな文明によって作られてきた、つまり一貫性はないもののようです。用途はやはり有力者の墓と言われています。

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