2008年11月23日日曜日

Benin:銀行強盗


Afrik.comの記事より。
コトヌのDantokpa市場にあるEcobankとDiamond Bankの支店が金曜の19時30分頃、自動小銃やロケット弾などで武装した一団に襲撃され、荒らされました。被害額は分かりませんが、警官隊との戦闘はなんと3時間にもおよび、7人が死亡し、重軽傷者が出た模様です。
武装グループによる襲撃は計画的で、彼らは赤い防弾チョッキを着て暗視ゴーグルをつけていて、目撃者によると「ナイジェリア人のようだった」そうです。そして彼らはまずダントッパ市場の街灯を撃って消し、そのあたりの宝石店などをまず襲撃、奪った後、銀行を襲撃したということです。彼らは2つのグループでやってきて1つはモーターボート、もう1つはレンジローバーに乗って陸路でやってきたそうです。
同じ襲撃が今年4月にも行われたそうでその際に今回の襲撃を臭わす発言もあったということです。

さて、このダントッパ市場ですが、コトヌという街はギニア湾とヌクエ湖にはさまれた砂の州のようなところにあります。そしてその中央を海と湖を結ぶ川というか水路があり、3本の橋がかかっています。この水路に面した部分がコトヌの地理的な中心です。ダントッパ市場はこの一番北の橋の北側、ヌクエ湖に近いところにあります。ものすごく大きなマーケットです。ダカールのどのマーケットよりも巨大です。そして、巨大なだけでなく「何でも売っている」ということで有名です。その名声というか悪名は周辺国にまで鳴り響いているようです。一度など、タクシーの運転手がダントッパまで乗せた客の忘れ物からヒトの頭がゴロゴロ出てきたとか、それはウィダの墓荒らしが持ってきたもので、ヴォドゥンのまじないをするのに密かにダントッパで売りさばかれているという話がまじめに新聞に載っていたりします。

これがGoogle Earthで見たダントッパ市場です。赤で囲った部分が全部市場なのです。左側は電気製品、化粧品などがあり中央あたりが布や衣類、川に近い部分が食料品を売っています。まあ、電気製品とかでいえば店数は多いものの、たいてい同じものを売っているので種類はたいして多くはないのですが・・・それととにかく目的のものを見つけるのが大変で、どちらかというと知り合いの電器屋にコレを探してきて、とピンポイントで頼んだ方が早い。自分では見つけられません。また、衣類に関してはダントッパが中心ではなく、ダントッパから川沿いにちょっと南に行ったところにミセボという別の市場があります。

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