2007年8月5日日曜日
Ubuntu+3Dデスクトップ-Linuxの壁その2
ジェネリックPCに一応Ubuntuを入れることに成功した所までは書きました。UbuntuのWikiとCUIを使いながらCODECをインストールし、FireFoxのデフォルトムービープラグインをm-playerにシフトすることにも成功しました。またFlashも入り、ようやく普通にネットが使えるようになったのです。ちょっと脱線しますが、LinuxでのソフトのインストールはMacやWinとかなり違います。それぞれのディストリビューションに承認されたソフトのリストからインストールしたいソフトを選んでインストールします。それ以外はTar Ballという形で手に入れてMake(ビルド)してインストール(もちろんこれらのプロセスはすべてCUIで行う)ということが、まだ必要だったのです。しかし、2007年4月にリリースされたUbuntu 7ではかなりMacなどに近い形でインストールできるようになってます。
ここで再び壁が出現します。それはファイルシステムです。Winのファイルシステムもわけわかりませんが、Macのファイルシステムはたとえそれがメタファーにすぎないにしても、非常に整理されています。ソフトウエアは「アプリケーション」フォルダに入ってますし、CODECなどはライブラリの中の所定の位置に入れればいいのです。
しかしLinuxのファイルシステムには「アプリケーションフォルダ」がないのです・・・(あとでわかったことですが、はっきり言ってどこでもいいようです)そして、ユーザ書類以外のファイルシステムをGUI上からさわることはほとんどできないようになっているのです。
これにははっきり言って「慣れる」しかありません。
さて、Ubuntuの通常デスクトップに不満だったことはすでに説明しました。落ち着いてはいるのですが、これではMacのデスクトップのようにWindowsのユーザをうならせて、こっちが使いたいと思わせるようなものが何もないのです。そのころ、Linux系の掲示板などをにぎわせていたのが3Dデスクトップです。これはYouTubeなどにもたくさん動画が紹介されていたので見たのですが「コレだ!」と思いました。で、3Dデスクトップを導入するための情報を集めました。どうやら、オンボードのグラフィックチップではだめで、PCIバスに刺すカードが必要なようです。とういうことでアシスタントに買いにいかせました。彼が買ってきたのはNVIDIA GeFORCE FX5200というカード。で、これをNECに刺してWikiに従ってNVIDIAのドライバを入れ、3DデスクトップBerylをインストールします。一応Berylは動いていますがなぜか突然スクリーンが真っ黒になってしまうという現象がまったくランダムに生じます。ソフトをいじったりxorg.confという設定ファイルをいじったりしますがどうもうまくいきません。(このxorg.confはこれまたLinuxの壁だと思います。)知り合いのSEにSOSして質問すると「ハードの相性でしょう」ということなのでNECをあきらめて、中古のHP(ただしCDドライブなし)を6000円で手に入れまたUbuntuインストールからやり直しです。しかし、その甲斐あってHPでは何の問題もなくBerylを動かすことが出来ました。
(つづく)
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