2007年8月3日金曜日
Google Phone
来年出るそうなのだが、これでさらに携帯デバイスの動きが活発化しそうです。GIZMODOさんによると、1. すべてのGoogle Appsが作動する。2. プロトタイプはLG電子などと開発した。3. ヨーロッパではT-MobileとOrangeをパートナーとする。4. 台湾のメーカーとLinuxベースのOSを開発(?)ということのようです。
かなり面白いアプローチだといえます。毎日新聞によれば、広告収入によって無料化するというウワサも。
やはり気になるのはiPhoneとの関係ですが、違う切り口のデバイスになると思います。ただ、iPhoneの方が噂されているように廉価で機能の絞られたいわゆる"Nano"を出してくるなら、それはこのGoogle Phoneに近いものになるんじゃないかという気がします。アプローチとしては全く逆というか、それがまた面白いのですが、iPhoneの場合OS→アプリという感じがするのに対して、G Phoneの場合アプリ→OSという感じで作られてるように思います。
またiPhoneはまだ欧州でのパートナーを発表してないのに対して、GPhoneはすでに決めている。T-Mobileはドイツの携帯キャリアでOrangeはFrance Telecomの携帯ブランドです。これは実はアフリカに影響します。少なくともセネガルとコートジボワールはOrangeがすでにサービス展開を行っているからです。もちろん、セネガルでのOrangeのサービスはフランスで提供されているものの一部にすぎません。(WAPとかはいまだにありません)しかし、SMSオンリーだったのがMMSが入ってきたりと徐々に変わってきています。よって、すぐにではないにしろ、いずれGPhoneのサービスが開始される可能性がある。
iPhoneとGPhoneは内容的に競合するものではなく、むしろ共存するものなのでしょうが大きく見ればやはりマーケットシェアを「切り分ける」形になると思います。そのあたりの戦略はキャリアの方にまかされるのでしょうか?先ほど言ったように欧州でのiPhoneキャリアはまだわかりませんが例えばフランスにおいてAppleがFranceTelecom以外の例えばSFRとかBouigueと組むとは思えないのです。
とにかく来年は携帯デバイスにとって大きな転機になる可能性があると思います。
(Google Phoneの画像はGiZMODOさん経由でT3さんから。)
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