2008年10月27日月曜日

Apple:MacMiniのゆくえ


iMac、そしてMacBook & Proがアルミボディを手に入れ、また大幅に内部のブラッシュアップが行われました。ここで取り残されているのがMacMiniです。かねてよりJobs氏に嫌われているという噂もありましたし、先日の業績発表会でNetBookに言及したJobs氏が500ドルのチープなマシンはAppleにそぐわない的なこと(じゃあ、MacMiniは??)も言っていたこともあり、やはり生産中止か??と噂が立っていました。しかし、ここにきていくつかのソースからMacMini延命という話も出てきたのです。AppleInsiderArsTechnicaがほぼ同じことを伝えていますがその元の1つがNVIDIAの新しいマザーボードで、これは基本的にMacBookおよびMacBook Proに使われているものと同じということですが、MacMiniのボードによく似ているという話です。MacWorldの記事がこのことを詳しく取り上げています。もう1つのソースがネバダ州でMacMini400台を使ってサーバを立ち上げ、共同運用しているMacMiniColoという会社が発表したレポートです。このレポートはなかなか面白いのですが、現在ラスベガスでは少なくとも1万台のMacMiniがホテルやカジノで使われている、MacMiniは様々なビジネスに使われているとした上で、新しいディスプレイポートやSATA接続の光学ドライブを搭載したMacMiniが出ることはほぼ確実、さらに黒とアルミのデザイン変更やNVIDIA GPUの搭載、802.11nのAirMac Extreme搭載についてかなりの確率であり得る、としています。
またAppleInsiderの記事ではさらにMacMiniがAmazonのデスクトップ売れ筋トップ5にランクインしている(現在はなんと第1位!)ことが伝えられており、Jobsに嫌われていようとも、アップルが450日も放置して、語ろうとしなくてもマーケットはMacMiniを語っているとしています。
かく言う私も、CYVOGUEで6台のMacMiniを運用している、MacMiniのファンです。CoreSolo 1.5GHzを4台、CoreDuo 1.66GHzを2台使っていますが、ほとんど問題なく、小さく低消費電力で他に類を見ないマシンです。WindowsマシンにはMacMiniに当たるものがありませんでした。唯一A-OpenのMicroITX用のケースがMacMiniとほぼ同じサイズだったのと、新しいASUSTEKのEee Desktopがサイズ、値段ともようやくMacMiniに似たものになっているという程度です。
ラスベガスのカジノに限らず、例えば私もニューヨークのクーパーヒューイット美術館でたくさんのMacMiniが液晶モニタの裏にVESAマウントで固定されて展示に使われているのを見ました。MacはたとえAppleのモニタでなくても画面を見ればすぐWindowsのものと区別がつきます。多分解像度が違うからというのと、見慣れているからというのがあると思うのですが、ピーンと来るのです。このようにMacMiniは実は見えないところでたくさん活躍しているのです。また、流通しているのが少ないのかもしれませんがなかなか中古にも出ないし、出てもすぐに売れてしまいます。初代のG4 1.25GHzが未だに流通しています。
ともかく、MacMiniが存続してくれることを私は個人的に望んでいます。あの比類なきシンプルさとコンパクトさ、ハンドリングのしやすさは実にAppleらしいと思います。また、Miniは開けにくいと言われていますが、これは単に慣れの問題ですね。私も最初は試行錯誤しましたが今は20秒でMiniのケースを開けることができます。Miniのハード的な問題点といえば、ただ1つ、たまにサウンドカードを全く認識しなくなり、音が出なくなることがあります。これは他のMacでは経験したことがない現象です。こうなったときはカバーを開けてマザーボードの端にあるハードウェアリセットのボタンを押してやると治ります。

7 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ありがとうございます。Macmini延命説伺えて勇気が出ました。
私にとっては、この安さこそ魅力です。本日1ドル93円代が出ました。5万円ちょっとでleopardが動くなんて素晴らしすぎる。
 がんばって、うちの大蔵省に予算申請してみます。

匿名 さんのコメント...

こちら南アフリカは、通貨ランド安の影響で、Macの価格が一晩で1.5倍に値上げされました。miniの値段も1.5倍です。もう少し安いminiを期待してます。

匿名 さんのコメント...

 元気になる記事をありがとうございます!今1ドル94円です。56,294円でleopardの動くmacがあるんですよね!この安さこそ大切です。
 Macminiを家族の為に購入したいと思ってます。自分の子供にもMacをさわってほしいから・・・

toshtak さんのコメント...

ucchiee様、
コメントありがとうございます。ドル安なので今は米国が一番割安感がありますね。店にも近所の子供、多分小学低学年くらいだと思いますが、友達と2〜3人で来てゲームをしたりしています。サブマシンとしてなら、一番安いモデルでメモリだけ自分で買って2GBにしてやれば快適に動くはずです。

匿名様、
コメントありがとうございます。南アランドも下がっているのですね。1.5倍はひどい・・・

匿名 さんのコメント...

Appleは日本で販売するMacの価格に対して昨今の円高を消費者へ還元すべきだと思います。
現在の価格設定はレートが1ドル125円換算。。。
一体いつのレートなんだ!?
仕入れ時のレートと販売時のレートの差は多少あると思うが、昨今の円高基調の中でレートの差から暴利を得るのではなく、適正な価格で販売すべきでしょう。
これは消費者として当然の主張。
現在のレートではMacMiniは5万円台〜MacBookProは19万円台〜MacProにいたっては27万円台〜という販売価格となるはず。
そんなぼったくり商売やってるから日本では販売不振なんだよ。

toshtak さんのコメント...

匿名様、
書き込みありがとうございます。
確かに今のレートで考えると、日本の価格は割高感がものすごくありますよね。このまま円高が続けば、価格調整もせざるをえないのでは?とも思います。
ただ、Apple製品ってほとんどアジアで生産されてることを考えると、円/ドルだけの関係では一概に暴利をむさぼってるとも言えない気もするのです。
円高で例えば日本のリテールストアに関する経費はドル換算するとかなり膨れてしまうでしょうし・・・
調整があるとしても数ヶ月後なのかな、と。
Appleはこれまでも既存ユーザの不満がでることを覚悟でいろんな製品の値段を下方修正していますし、ありえない話ではないでしょうけど、米国の大統領選にケリがつけば円は下がるという読みもありえますし、なんとも言えないですね。

匿名 さんのコメント...

Great article and very interesting blog :)

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