2008年10月10日金曜日

WikimediaのサーバがUbuntuに移行


ArsTechnicaの記事より。
Wikipediaなどを運営する財団WikimediaのサーバがUbuntuに移行するようです。
Linuxを搭載した超小型ラップトップの返品がWinXPを搭載したものよりもかなり多いという話もあり、まだLinuxデスクトップは普通のユーザにとって垣根の高いものという気もします。
その一方でサーバに関してはLinuxのシェアが伸びているのだと思います。
サーバはユーザがメインテナンスするものでもありませんし、ある程度お金を使える財団などであれば、メインテナンスをディストリビューションの会社に委託することもできます。従来はそのあたりRedHat Enterpriseなどの独壇場だったわけですが、Canonicalも同様のサービスを提供していて、評価が高まっているということなのかもしれません。
Ubuntuが他のLinuxディストリビューションと違っているのは、6ヶ月ごとに新しいリリースを出すというタイムライン制御を行っていて、今までこの約束はきっちりと守られているということ。そして、新しいリリースの度にかなり大きな進化を遂げていることでしょう。
ただ、デスクトップの場合、その使い方はWindowsやMacとは少々違いますし、この違いはWinとMacの違いとは性格を異にする「違い」なのです。その「文化的相違」を乗り越えられるかどうかがLinux普及のカギとなっていると思います。

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