2008年10月30日木曜日

環境:Air New Zealandのバイオ燃料

Mercury Newsが伝えるところによると、ニュージーランド航空が商用一般機ボーイング747-400を第2世代バイオ燃料にて運行することを目的として、同機用のエンジン、ロールスロイスRB211一基をイギリスのダービーにあるロールスロイス社の施設に持ち込み、実機でのテストを開始するそうです。これに使われるバイオ燃料はJatropha Oilと呼ばれ、トウダイグサ科のJatropha Curcas(和名:ナンヨウアブラギリ)の種子から採れる油を原料としています。Wikipediaによると、この油には毒性があり食用に向かないため、他のバイオ燃料と違い食料危機につながらないそうです。太平洋戦争中には旧日本軍もインドネシアでの栽培を検討したという記録もあるそうです。また、この植物は乾燥などに強く、やせた土地でも育つということで、今回のテストに使われる燃料は主に南東アフリカ(マラウイ、モザンビーク、タンザニア)およびインドで収穫されたものということです。

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