2009年5月20日水曜日

Google:日本で初のAndroid Phone


実はまた日本にいます。これについては来週あたりに落ち着いて書くつもりですが、帰って来てびっくり。今でこそちょっと落ち着きましたが新型インフルエンザパニックのまっただ中でした。ヨーロッパはポルトガルとフランスを経由しましたが、特に変わった様子もなかったです。でも、日本に着いたとたんものものしい警戒、まるでテロでも起きたような・・・そして神戸に着くと日曜だというのにまるでゴーストタウン・・・

さて、ついに日本でも「Google Phone」Android携帯がDocomoから発表されましたね。これは台湾htc社の「HTC Magic」です。AndroidのコミュニティにはDocomoをはじめとした日本の携帯メーカーも名前が並んでいましたが、htcの機材・・・
これは多分日本のケータイというのが、世界の標準とは違う進化を遂げていて、メーカーもそちらに注力していたということなのでしょう。いわゆる「スマートフォン」と言われるジャンルは基本的にPDAから進化していると言えます。出発点がザウルスであり、Newtonである。それでBlackBerryになり今度はPalm Preが来るという線を描くことができます。一方日本のケータイはエンタテイメントフォンとも言うべきガジェットの集大成が多いような気がします。カメラがつき、音楽機能があって、テレビが見られて・・・という全然別の線。iPhoneはちょうどその中間あたりにスポットできるのではないか?と思います。当然iPhoneというのはそういう既存のカテゴリーにあてはめて考えるものではないのでしょうが、あえて言うならスマートフォンとしてはエンタテイメント性が高く、エンタテイメントフォンとしてはPDA的実用性が高い一種のハイブリッドだと言えると思います。HTC Magicは基本的には正統派のスマートフォンだと思いますが、iPhoneのApp Storeと同じようなものがあり、これによってアプリを追加できるのでこれからエンタテイメント性も高まっていく可能性もあります。
実は海外にもエンタテイメントフォンという形の進化を遂げたものがあります。NokiaのExpress Musicのラインであるとか、Sony EricssonのWalkman Phone、SamsungやLGの多機能ケータイなどがそうです。これらと日本のエンタテイメントフォンの違いは日本特有のワンセグやQRコードといったものがないという点だけでしょう。あとはサイズが小さいということでしょうか。
日本でのAndroid Phoneの位置づけは、どうもiPhoneのライバルというよりは、今まで日本でWindows MobileとかBlackBerryを使っていたニッチなところに参入する形になるんじゃないかと思います。HTC Magicは一般向けとしてそれほど訴求力のあるモノではありませんし、htcにしろグーグルにしろ、Appleのような行き渡ったブランド力もありません。そのあたりは出すDocomoもわかっていると思いますね。たぶん、HTC Magicは国内メーカーがAndroidに手を出す試金石となるのかな?と思います。

ちなみに、Android用のApp Sroreはココ。また、別のまとめ方をしたCyrketもあります。

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