2009年5月12日火曜日

Chad:政府軍側の勝利で事態鎮静


チャドの状況です。
日曜にまた戦闘があったあと、チャド軍側がゲリラを押し戻し、ゲリラの退却が始まっているようです。(Afrik.com)しかし、ゲリラ側は「これは戦略的退却であり、UFR(ゲリラ)は人的および物的リソースを温存している」と発表しています。(Afrik.com)また、ゲリラはフランスに対して介入しないよう求めていましたが、フランスは11日外務省公報官フレデリック・デザニョー氏を通し、「ゲリラは武器を置き、チャド政府と対話を行う」よう声明を出しました。(Afrique en Ligne)また、フランスにいる元チャド大統領のグクニ・ウェデイ氏も声明を出し、「現在のチャドの状況を多いに憂慮している。対話だけが解決への道だ。」と述べました。このウェデイ元大統領は現在アルジェに亡命中ですが、今セネガルに置かれた身柄とその裁判が問題となっているヒセイン・ハブレ元大統領とチャドで政争を繰り返した人です。
また、事態の沈静化をうけ、人道援助団体NGOなどが東部チャドに戻りつつあるとJeune Afriqueが伝えています。

0 件のコメント: