2009年4月12日日曜日

Apple:MacはWindowsよりも高い?


またまたMSのネガティブキャンペーンが繰り広げられているようですが、全く馬鹿げています。
コンピュータのマシン環境というものは単にスペックとコストだけの話ではないのは常識です。
私が感じるWindowsマシンの最大の欠点はネットワークリソースの無駄遣いです。MacOSやLinuxではアイドル時に全くネットワークトラフィックが生じません。もちろん、バックグラウンドでのソフトウェアアップデートなどを選択していた場合、多少のトラフィックは生じますがこれはオプションでこれをOffにすることができますし、何をやっているかは明確です。しかし、Windowsは常にネット上で何かのやりとりをやっています。そして、何をやっているのか不明です。これは完全にユーザから見えないところでOSが勝手にやっていることでOffにはできません。また、Windowsでは基本的にMacでは不要のアンチウイルスに係るコストが不可避です。これはノートンなど有料のソフトではソフト自体のコストがかかり、アップグレードしようとするとさらにコストがかかります。また無料のアンチウイルスもありますが、これにしてもウイルスをスキャンすることは避けられず、これによるCPU/メモリ/ネットワークのリソースが無駄遣いされることは不可避です。つまり、同じスペックのマシンを使ってネットにつないだ場合、MacやLinuxは確実にWindowsよりも速くなります。
また、周辺機器とかでも、使うソフトによったら非常にレガシーなディスクドライブが必要になったりするのもWindowsに特有の無駄ですね。またWinを使う理由として職場のパソコンと同じ環境を・・・というのがあるわけですがこれはMS Officeを買わなければなりません。しかし、MS Officeはバンドルされてない場合、単品で買うとものすごく高価です。しかし、MS Officeでなくていい場合、無料で提供されているOpen Officeとかを使えますし、これはLinuxだと標準装備、Mac版もあります。
また、消費電力についても比較するべきでしょう。もちろんMacでもMac Proなどはかなり消費電力が高いですが、iMacやMac Mini、ラップトップなどは消費電力を押さえるように設計されています。WindowsはOSレベルではこのような設計はされておらず、ハードのメーカーが各社のBIOSでこれを行います。つまり、安いハード、特にデスクトップ機などではこれらをちゃんとコントロールしていません。アイドル状態でもガンガンファンは回り続け、ハードディスクも同じく回り続けます。当然消費電力は大きくなります。もちろん、この消費電力の違いはそれほど大きなものではないかもしれませんが、恒常的に発生するものですし、エコロジーという点でも望ましくないと言えます。
MacとWindows機の価格差をApple税と言うなら、これらのネットワークトラフィックや消費電力はWindows税と言うべきでしょう。そしてこのWin税は明確に見えないところでどんどん徴収されているというところにMSらしいと思うのですが・・・
そして、もしこういう比較をするのであればMacとWindowsを比較するだけでなく、LINUXとWindowsも比べ、その価格差をMS税と主張するべきだと思います。MSのネガティブキャンペーンはこういうミエミエな片手落ちというか我田引水っぷりが醜悪ですね。

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