2007年12月14日金曜日

Sugar UIは直感的か?


GIZMODOさんの記事からなのだが、OLPCの要であるSugar UIの使い心地についてのレポート。
実は私もこのSugar UIを起動CD-ROMとして焼いてPCで使ってみたことがある。しかし、SugarはOLPCハードに依存しているのでネットワークカード(Ethernet)を認識しなかったり、実際は使えなかったが、ワープロなんかは使ってみた。
Sugar UIは従来のOSインターフェイスとは全く関係なく作られているのだが、従来のインターフェイスに慣れているとものすごく戸惑う。それにインターフェイスが変わっていても機能そのものはLinuxでありAbiwordだったりするのでできるはずのことがSugarに邪魔されてできない(子供用に限定)ことの方にイライラが来てしまう。まあ、これは大人の考えなのだろうなと思っていた。
OLPCの対象年齢は多分10歳以下なのだろう。
あとはXO Laptopのハード的制約、特にスクリーンサイズによって、常駐させるべき表示を非表示にせざるを得なくてある機能への動作パスが長くなりがち・・・つまり何回もクリックしたりタッチしたりする必要がある。もちろんマルチタスクではない。
OLPCの使い心地は多分PCでもなくゲーム機でもない、その中間的なモノだと思う。中身はPCだし機能もPCなのだがそれをSugarでゲーム機っぽくしてみた感じだろうか。しかしゲーム機の使いよさというのは非常に数の少ないボタンで体感的にナビゲーションできるという点であって、それに関してはOLPCはPCなのである。
そのあたりに「使いにくさ」の源があるのかもしれない。

とにかく小学校高学年以上はOLPCではなくEdubuntuのようなOSの方が向いている気がする。

0 件のコメント: