2007年12月17日月曜日

iPhoneはカントリーロックされている!?


Maclalalaさん経由、iPhone Atlasからの情報で、フランスで発売されている「フリー」なはずのiPhoneは実はフリーではなく、フランス国内でしか使用できないことがわかった。
よって、本当の意味でGSMのような「フリーでグローバル」なiPhoneは存在しない。いわゆる「不法な手段」を使って強制的にアンロックしないとフリーにはならないようだ。
これは今の段階では仕方ないのかもしれないが、数年後にはドラスティックな転換を図らないと「日本のケータイメーカー」と同じ運命をたどってしまうだろう。アップルが「キャリアと協力して」かなり高額のiPhone使用料をとっていることはすでに判明しており、これは日本のケータイメーカーがとっているビジネスモデルと実は同じなのではないだろうか。それをGSMというプラットフォームでやっているにすぎない。
想像するに、iPhoneの開発費をすばやく回収するためにやっているのだろうけど、回収後はすばやくこのようなロックは外して、iPhoneを解放するべきだろう。GSMの使い心地の良さというのは、旅行が多い人間なら経験済みだと思うが、旅行先でサクっとプリペイドのSIMを装着、クレジットをチャージして電話が使えるというそこにある。ややこしくてバカ高い「ローミング」などという手法を使わなくていいのだ。もちろん国際ローミングはたくさんのケータイオペレータが提供している。電話番号も変わらないし便利だという考え方もあるだろう。
でも帰国してからどんな高額なローミング料金を請求されるかわかったもんじゃないし、その点プリペイドだと払った分しか使えないのだから完全に安心できる。それに、出先で現地の番号にかけるときはローカル料金なのだから安い。
これができないとなると、GSMである意味がほとんどなくなってしまう。日本のケータイと同じハンディキャップを負ってしまう。マーケット自体が極端に限られてしまう。
これがアップルがiPhoneでとる戦略なのだろうか?

そうだとは思いたくないが・・・

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