2008年8月5日火曜日

漆喰塗り


ダカールでは本格的な雨期に入りました。ほぼ毎日厚い雲が広がって、湿度もものすごく上がっています。気温自体は30度をまわることが少なくなって過ごしやすいといえば過ごしやすいです。先日ガーデニングのところで書いたのですが、屋根に漆喰を塗りました。漆喰とは言っても日本の漆喰壁ほど凝ったものではなく、ただの焼結石灰を水に溶いて塗るだけなんですが、普通のポリマー系ペイントに比べて値段がすごく安いので、今までも家の外壁や庭の壁にはこれを塗っていました。(1kg=400FCFA、約100円)
これは最初の状態だと写真のようなゴロゴロした固まりの混じった白い粉です。これをバケツに入れて水を注ぐと、ボコボコものすごい音と熱を出して溶けます。冷ましながら、ゆっくりかき混ぜていき、好みの濃さに調節します。普通のペンキよりは薄めでいいと思います。
それを刷毛というかブラシで塗っていきます。漆喰は濡れているとあんまり塗ったのがわからないのですが、乾くと以外としっかりついていて白くなります。1回塗りではなく、数回塗りをするのがキレイに仕上げるコツです。

今回漆喰を塗ったのは壁ではなく屋根。
というのは、カンカン照りのときに、漆喰を塗って白くした部分と、塗ってない部分を触ってみたら全然温度が違うんです。そりゃ、こんなに屋根の温度が上がったら中が暑いのは当然・・・多分、白くすることで反射率が上がって、吸収される熱が減っているだけだと思うのですが、そのあまりの違いに「やってみよう」と思ったわけです。
閉店している日曜を利用して、私がまず箒で汚れをこすり落とし、そのあとをアリウンとムサで塗ってもらいました。この日はカンカン照りだったので、日に焼けてしまいましたが、1日で無事終了。

その後はやはり家の中が涼しくなりました。熱がこもる感じにならないのです。

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