2008年8月12日火曜日

コートジボワール料理2


日曜の昼に、イヴォアリアンの友達がレストランでごちそうしてくれました。
食べたのはソースグレンにバナナのフトゥです。これはコートジボワール料理の中でも最も手がかかるものじゃないかと思います。
ソースグレンは訳すと「種子のソース」ですが、この種子とはアブラヤシの種子のことです。このあたりにはヤシ科の植物がいくつかありますが、いわゆる海岸地帯に生えるココヤシの他に、パルミラヤシ:これは葉っぱが扇のような形をしています、とアブラヤシが主要なヤシです。アブラヤシの実はココとは全然似ていません。真っ赤な2センチくらいの弾丸のような形をした硬い実がびっしりとブドウのようになるのです。これを収穫し、グツグツ煮て油を抽出したものがセネガルでドゥーティールと呼ばれる真っ赤なヤシ油です。
セネガルでは南部のカザマンス地方を除いて、アブラヤシが少ないので料理にはこのすでに油になったものを使いますが、コートジボワールなど生のアブラヤシの実がふんだんに手に入るところでは、実のまま使います。
カザマンスでも同じような料理があり、フィータフと呼ばれますが作り方および料理形態がソースグレンとは全く違います。
ソースグレンはヤシの実をグツグツ煮たあと、杵でついてつぶし、それを漉します。そして、肉を煮込みます。野菜は入ってないことが多いですね。そうすると、なんとなくカレーのような、というかまったりとした濃いポタージュのようなものに仕上げるのです。
バナナのフトゥはバナナを蒸して、杵でつき、丸いもちのような、スフレのようなものに仕上げます。
ということで、時間がかかるらしく、1時間くらい待たされたので食べるときにあわてて写真とるのを忘れてしまいました・・・
このレストランの場所ですが、スンベジウンのみやげもの村の右にちょっと入っていくところがあってそれを奥までいくと右側にあるCajafoulというレストランです。昼はこういったコートジボワールの料理(ソース系)と魚のブレゼなどが食べられます。夜はケジェヌとか魚のブレゼや焼き魚など。昼はだいたい2000CFA(約500円)、夜は3500CFA(約750円)くらいです。私が行った時はソースグレンの他、ソースオベルジン(コートジボワールの苦い茄子のソース)、ソースゴンボ(オクラのソース)があり、付け合わせはバナナのフトゥの他、キャッサバのフトゥ、プラカリ(これ、よくわかりません)、あと白飯がありました。また、深夜には「マキ」のようなナイトクラブになるようです。

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