2008年2月23日土曜日
MBAの内部はムダだらけ?
日経BPのこの記事なのだが、正直な感想は「そういうのは自分で作ってから言え」ってことだ。
外側のデザインの話をすれば、Apple以外のラップトップというのは基本的に蓋を開いて机に置いた状態で見ることを前提にデザインされており、他の部分は思いっきり手抜きだ。裏なんか見れたもんじゃない。しかしラップトップとは「持ち歩くもの」であり、蓋を閉じ、持ち上げた時、裏が見えたときでも美しくなければならないはずだ。そういう意味ではMacbookのラインはどれもしっかりとデザインされている。中でもMBAの美しさは最高級のものだろう。
さて、内部デザインの話だがネジが多いとかそれは正論なのかもしれない。しかし、MBAは基本的に開けるようには作られていないのだし、MBAの外観を支えるために必要な処置もある。「我々が作ればもっと安くできる」というのは眉唾だ。昔でこそ「Macは高い」と言うのは本当だったが、今は同じスペックならMacの方が安いこともある。これは製品ラインをギリギリまで少なくしていることからであって、その分選択肢が少ないというマイナス面がある。例えばiMacとMac Proの間のミドルラインがない。もしソニーがMBAと同じものを作ったら間違いなくMBAより高くなるだろう。しかも、裏は醜いままで。
PCのデスクトップ機のトップラインを見てもMacProほど内部が完全にデザインされたものはない。もちろんMacProの内部空間的には無駄が多いともいえる。そういう意味で言えばG4 CubeやMac Miniの内部を見てみればいい。
もちろん、この記事の技術的内容は正論だと思うが、やっぱりユーザとしては「技術者なら自分で作ってから言え」と思ってしまうし、「ハードウエアの細部まで手を抜かない日本的なものづくり」と言われても「あの程度で?」としか思えないのである。
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Apple
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