2008年2月22日金曜日
低価格ラップトップの難しさ
Everex Cloudbookが困ったことになっているらしい。
まあ、最初からASUS Eee Pcと同じ市場を狙ってるわけで、同じ市場を狙うなら前駆者よりも美点を備えていなければ勝てないのは当然なのだが、CloudbookはHDを採用、ストレージの面でSSDを採用しているEeeやOLPCとは違って現時点で有利であるという美点を備えていた。
しかし、落とし穴は別のところにあったようだ。
CloudbookはフルタイプのgOSがインストールされている。ASUSのLinuxはカスタマイズされたXubuntuであるのに比べてこれも有利なのだが・・・Cloudbookの小さいスクリーンではセットアップのプロセスでダイアログスクリーンの「次に進む」ボタンが隠れてしまい、alt+click+ドラッグでそのダイアログの位置を変えない限り、次のステップに進めないようなのだ。
しかも、ハード的にもタッチパッドがとんでもない位置にあり、非常に使いにくいらしい。
ということで、予約もリファンドが続出。製造を継続するのが困難な状態に陥った・・・ということだ。
この「低価格ラップトップ」の製造にかかる体制的脆弱さはOLPCですでに証明されちゃってるのに、またもや・・・
という気がする。
今はHPなども参入しようとしているが、HPほどの大企業ならこれくらいのダメージを受けても製造を続けて長期的に利益を出すことができるかもしれない。
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