2007年10月27日土曜日

Ubuntu 7.10 Gusty Gibbon


今日はLeopardのリリース日。しかし、こんなアフリカでリリース日に手に入るわけもなく、しゃくなのでUbuntu FeistyをGusty Gibbonにアップデートしてみた。アップデータをダウンロードすること約4時間あまり、そしてインストールにたっぷり1時間以上かかって、アップデート終了。
やっぱり一番変わったのはアピアランス。3Dデスクトップが標準装備され、今まではマニュアルでプロプライエタリのグラフィックカードドライバを入れ、そのあとでBerylをインストールしたりする必要があったのが、もうそういうの一切必要なくBerylとCompizが合体したCompiz Fusionが入っており、BerylのEmeraldテーマもしっかり引き継がれている。しかも、優雅ではあるもののトロい印象もなく、これがPentium 3のわずか6千円しかしない中古PCであることが信じられない動き。
Linuxは間違いなく最も要求マシンスペックが低く、どんなレガシーマシンでも動く優れたOSだ。もちろん、Mac OSなんかが持つ考え抜かれたユーティリティ性、洗練されたインターフェイス、ハードとソフトが一体となる「環境」は望むべくもないが、このマシンではMacOSは動かない。Winでもこれだけちゃんと動くとは思えないのである。
インストールに時間がかかること、ネットのリソースを常時必要とすることを除けばUbuntuはアフリカに適したOSだと思う。
問題はWinの海賊版で、これがほとんどタダで出回っている以上、Linuxは普及していくのが困難だ。というのはここで訓練を受ける技術者はWinの環境しか知らない。うちのアマドウのように他のシステムに興味を持つのは少数派だ。しかもWinは技術者を常に必要とする。ユーザにとっては迷惑だが技術者にとってはいいメシの種なのである。MacやLinuxのように基本的にあまり問題が起こらないOSでは技術者の出る幕があまりないのである。

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