2008年11月7日金曜日
RDC:ケニアで首脳会合
Afrik.comの記事より。
国連の呼びかけで事務総長も出席する平和を模索する会議がケニアのナイロビにて開催されます。これにはコンゴ民のジョゼフ・カビラ大統領もルワンダのポール・カガメ大統領も出席する予定です。外交努力と政治的解決によって平和への道が開かれるといいのですが・・・
その間、現地では戦闘が激化しているようです。しかし、コンゴ民正規軍FARDCではなく、コンゴ民政府寄りの武装グループ「マイマイ」とンクンダの軍の間での戦闘になっており、戦闘は軍と軍の間ではなく、民衆を完全に巻き込んだ最悪の形になりつつあります。
そして民衆に銃口を向けているのはンクンダの軍よりはむしろこの「マイマイ」のようなのです。
なお、MONUCが守っているゴマにおいては戦闘は行われていないようです。
これまでも、ずっと「ンクンダの軍」という書き方をしてきましたが、これはFrance 24などの映像に捉えられたこの反乱軍が非常に組織され、しっかり装備され、要員にしっかり給料まで払われているということなのです。これは、例えばコートジボワールの「離反した軍人」とも全く違いますし、セネガルのカザマンスの反乱分子のような武装した村人でもなければ、ウガンダとかの少年兵とは全く比べ物にならない。彼らはプロフェッショナルな軍人のようです。そうなると、必ずその後ろ盾をしている者がいるということです。そして、この内戦は意図的に起こされたものだと言えるのです。単に現政府に不満な反乱分子が武器を奪って武装したものではないのです。
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