2008年10月31日金曜日

Senegal:携帯会社の免許剥奪?


ベナンでTelecelとAreebaの免許剥奪が実施され、国の大部分がブラックアウトした悪夢の記憶もまだ消えていないうちに、今度はセネガルで第2の携帯オペレータのTigoが全く同じ運命にあおうとしています。
期限は10月31日。
もともと、セネガルでは例えばベナンとは違って旧国営の電話会社が運営するSonatel/Orange(もちろん、France Telecomの子会社)が圧倒的に強く、シェアのほとんどを握っています。そして、他のキャリアは入ってきたことがありません。多分、セネガルでは携帯オペレータの免許料が他の国に比べて異常に高いのではないかと予想しますが、これは単なる憶測です。
ただ、他国では普通に3つから4つの携帯キャリアが共存しているのに、セネガルでは全く入ってこないのには理由があるはずだと思います。
特に南ア資本のMTNやアラブ資本の旧Celtelなどが入らないのはなぜなのでしょう?
Tigo (旧Sentel)は、これまで後発の携帯キャリアとしてOrange(旧Alize)よりもサービスと価格破壊を先行させ、セネガルのケータイ普及を引っ張ってきました。特に100FCFA(約20円)からのプリペイドチャージができるなど、低価格サービスの拡充を図り、若者などの支持を得てきたのですが、ある程度使い慣れてくると、周囲にユーザが少ないことからTigo離れを起こしてしまうという反面も持っていました。
しかし、Tigoが消えてしまうとセネガルは完全なOrangeの独占市場になります。これがこの国の規則に抵触しないのか疑問に思いますし、ギリギリのところでサービス停止を免れるかもしれません。

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