2008年10月19日日曜日
Apple:消えゆくFireWire
新しいMacBookからFireWireポートが廃止された。これから、移行アシスタントの問題やらDVとの接続やら、TargetModeの問題やらいろいろ生まれるわけだが、どうやらこれはAppleが考え抜いた末の決断だった・・・と言うことができそうです。私も長い間FireWire愛用者だったのでこの変化に関しては、複雑な気分ではあるものの前向きな気持ちで受け止めたいという気になってきました。
FireWireはIEEE 1394というAppleが開発した高速シリアルバスの規格です。Sonyも同規格のものをiLinkとして使っています。その昔、MacではUSBの外部ドライブは信頼性が低く、読めなかったりしたものです。その点FireWireは高速で信頼性の高い外部ドライブとの接続手段でした。また、外部ドライブからの起動も簡単にできたのです。
さて、新MacBookで通常FireWireを使っていたタスクをどうやってやるのか、これが問題なのですが、まず移行アシスタントについては前にも書いたようにネットワーク経由で行うようになっています。次にDVとの接続ですが、最近はほとんどのデジタルビデオ機器がUSB2.0での接続となっており、FireWireを使うのは少数派ということです。最後にTargetModeですが、これはあきらめてください・・・ということらしいです。そのかわり、以前にも増して内蔵HDDへのアクセスが容易になっている・・・ということらしいです。つまり、HDDを取り出して他のMacや外部ドライブ用ケースに入れて使うというパターンです。そういえば、SATAの外部ドライブケースはほとんどUSB接続ですし、USB接続の外部ドライブから起動することももちろんできるので、実質それほど困ることはなさそうです。
しかし、以前は自分のMacにちゃんと作動するMacOSを入れて、ドライブなどに問題のあるMacをTargetModeでつないで、自分のMacからOSインストールするというターゲットモードの使い方をしたのですが、これはできなくなります。ネットワーク経由などでやるか、問題のMacからHDDを取り出して、USB外部ケースに入れてインストール、ということになりそうです。
それにしても、少しばかり寂しい気がしますね。
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