2008年10月25日土曜日
OLPC:子供に選ばれるSugarXO
Cnetの記事より。
この記事は2段構えになっていてまず最初のパートではWin XPとSugar XOの2つのバージョンのOLPCを比較し、第2のパートでは子供がどちらのラップトップを好むかという実験をしています。
OLPCのハードウエアは開発されてからすでに2年以上過ぎているので、もう最新のものとは言えずハード的には時代遅れとなっている感を否めません。その間にASUSTEKのEee PCをはじめとする低価格のNetBookが非常に速いペースでどんどん新製品を出して進化しています。
OLPCは特に目立った進化を遂げることができず、折り畳むNintendo DSのようなコンセプトを発表するなど、ハードを作って自ら途上国での教育プロジェクトをハンドリングすることをあきらめたのか?と思っていたのですが、どうやらそうでもないようです。
しかしながら、やはりIntelなどと組んでコマーシャルベースに乗せなかったのはハードの開発という点において致命的だったのではないかと思います。もちろんLinuxはPentium 3のような古いマシンでも一応作動しますから、XO Laptopが古くなったとはいえ、ハード的に動かなくなるということはないようです。
子供用に開発され、子供用のソフトウエアを多数組み込んでいるSugar XOに対し、OLPCのMSバージョンはほとんど大人用のXPと変わらないそうです。インターフェイスの差はWinなどへの慣れのない子供では柔軟にSugar XOに対応できるようで、結果として子供にはSugar XOの方が受けがいいというのが結果でした。
Sugar XOもいくつかのアップデートを経ており、現在の最新リリースは8.2.0になったようです。また、フィールドにおいても10月の第1週にルワンダが正式にOLPCのプログラムを始動させ、500台のXO Laptopが実際に学校に配備されたそうです。
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