2007年11月7日水曜日

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?


G-Phone。Googleが放つiPhoneキラーと目されていたものの全容が知らされた。それは、Open Handset Allianceというもので、主要なケータイのハードメーカーやキャリアなどを集結させオープンソースのプラットフォームで次世代ケータイを開発する「プロジェクト」だった!はっきり言って感心した。
実は2年くらい前までGoogleっていまいちわけのわからない、不気味な存在という印象を持っていたのだが、一連のアプリケーション開発によってすごいという印象に変わり、今回のOHAでは本気で感服した。
アンドロイド・・・それがGoogleがこのプロジェクトに与えた名前だ。これに伴いYouTubeに2本の動画がアップされている。1本は子供達が夢の電話を語るイメージビデオでもう片方はAndroidのチームからのメッセージビデオになっている。これはGoogleの「開発というものに対する考え」をはっきりと形にしたものだ。そして、そのキイワードは「オープン」である。
技術を「オープン」にし、提供することで、情報をフルに流通させ、それによってみんなが便利になり、潤う世界・・・それがGoogleの「オープンな世界」でありビジネスモデルなのだろう。
Googleが自社ではUbuntuを自社仕様にしたGoobuntuというOSを使っているのは有名だが、これを見てもわかるようにGoogleにとって「オープンであること」は1つの哲学ですらある。
AppleとGoogleは比較できない。Googleの見せる夢は人を潤し啓蒙する夢だという気がする。それに対してAppleの見せる夢は人を酔わせ心地よく癒す、そういう夢だ。アンドロイドがどのような夢を見せてくれるのか、期待は膨らむ。
Open Handset Alliance

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