なるほど、速い。非常にキビキビした動きでインターネット回線が日本よりかなり遅いここではSafari 2と比べてもかなり体感的に速い。
で、Flashのプラグインとかが使えなくなるのでは?と危惧したけど、何の問題もなく作動している。
で、何よりもGoogle Docs&Spreadsheetが使えるようになった!
私はMacユーザなのでWinのSafariが出ても「そう?」くらいにしか思わなかったのだが、出てすぐにバグだのセキュリティホールだのが発見されたのにもかかわらず、なんかもう100万ダウンロード達成したみたいでちょっと驚いている。でもいろんなところを読んでみると、どうやらこのSafariはかなり戦略的な製品だということがわかってきた。
1. フォントのレンダリングエンジン
同じページを同じCSSで見たとしてもMacで見るときとWinで見る時は全然印象が違う。それは主にフォントの違いというかフォントをどう表示するかの問題なのだ。僕はWinのユーザがMacのフォントはボケボケと言うのを聞いて「?」と思っていた。で、なんでWINのフォントはあんなに汚いのだろうと思っていた。この違いはどうやら同じフォントのデータでもレンダリングの仕方が違ってMacは「ボヤけででもオリジナルのフォントのデザインを守る」というレンダリングをしているのに対し、Winでは「デザインが崩れてもはっきり見えるようにする」、その違いらしい。だからWinのフォントは字によって横棒の太さがまちまちだったり、統一感がないのだ。SafariはWin用アプリでありながら、Webの表示にMac風のフォントレンダリングを行っているらしい・・・これは確かにすごいことだ。iTunesやiPodによってすでに食い込んでいるWinへのアップル技術の浸透にWebの「見え方」を提供する・・・
2. iPhone関連
iPhoneにはSafariブラウザが搭載される。そしてiPhoneのサードパーティーアプリはWebアプリとして開発され提供されることになっている。これはアップルの考えとしてハードと直接関連して動くアプリはアップル製で固め、ユーティリティアプリケーションはブラウザ上で動くWebアプリにシフトしていくというアプリケーションの未来像を示しているのかもしれない。 そういう意味でSafariはその中核をなすアプリケーションとなる。
もちろん1人のMac Fanboyとしては今回のWWDCはやっぱり気が抜けるものであったけどアップル全体で言えばもしかしたらすごく重要なことが発表されたと言えるのかもしれない。
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