2008年5月22日木曜日

驚きのXO 2.0 Laptop


写真を拡大してみてもらえるとわかると思う。XOにXPを積んだことでもうOLPCは終わりなのか?と考えてしまった矢先、このようなものを出してくるとはなかなか憎いタイミングである。しかし、OLPCプロジェクトそのものはプロジェクトの方向性をもっと考えるべきだろう。確かにXO 1.0は100ドルPCというコンセプトがあり、このおかげでAsus Eeeが生まれてバカ売れしたという「方向性としての功績」を残した。さらにEee PC以降、Everex Cloudbookをはじめ、一連の低価格で小型のラップトップというマーケットを作り出した。Cloudbookはデフォルトでg-OSを搭載しており、Eee PCはXubuntuをカスタマイズしたものとXPから選択する形になっている。Winの優勢は変わらないものの、ある程度Linuxの食い込みが見られる。
ネグロポンテ氏もXO 1.0の失敗を繰り返すのはマズいと考えたらしく、2.0ではこれを見直したようだ。つまり、コンセプトを発表し、メーカー側がこれを見て実際に製品化するのを待つようだ。
私はXO 1.0の頃からOLPCに一番コンセプト的に近いのはNintendo DSだと思っていたが、今回のXO 2.0はまさにDSと基本コンセプトは同じである。デュアルタッチパネルスクリーンで、これが開いた形でいろいろ変化する。違いはそのサイズとスクリーン解像度、それにスタイラスペンを使わないということ。
サイズ的にはVAIOの(昔の)C1くらいの大きさになるようだ。
それにしても気になるのはこの「タッチスクリーン」技術。この分野で実装レベルで一番進んでいるのはアップルのインターフェイスだと思う。もしかしたらネグロポンテ氏も今回はソフトの面でアップルの協力を受け入れる気になるのかも?
そして驚きの価格はなんと75ドル!
これだけは実現難しいと思う。あと、やはり途上国向けを考えているらしく、消費電力をわずか1Wとしているが、これには新しいチップの開発が不可欠だろう。
情報はGIZMODOさんより。

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